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我孫子市九条の会ニュース

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                                          2008年月
9条は世界の共有財産 ― 世界9条会議は発信する!
幕張で開かれた世界9条会議に参加された人は誰もが海外から来たたくさんのゲストの『戦争放棄をうたう憲法9条を支持すのはあなたたち(日本人)だけではない』という力強い言葉から、いっぱいの勇気をもらいました。憲法9条は、「1国の中だけで終始しているものではなく、世界に繋がっていること」を世界9条会議は私たちに示してくれました。ここに9条世界会議の開催を推し進めた方々の並々ならぬ努力に敬意を表します。

《9条世界宣言を読んで》 今日の世界は武力紛争、貧困、格差の拡大、武器の拡散、地球規模の気候変動に覆われています。戦争で殺され傷つき、避難を余儀なくされる民間人の割合は、空前の高さに達しています。今日の世界は平和な社会の実現を図ろうとする人々の「平和力」と、武力紛争の拡大と武器の拡散を図ろうとする人々の「暴力」がせめぎ合っているように見えます。

アメリカの中東での「テロとの戦い」の状況は絶望的であり、そのことから平和や民主主義は、武力によっては得られないことが明白になっています。一方、1990年代より地球規模の市民社会が、草の根レベルで団結し、人類の将来の決定に参加するようになりました。平和、人権、民主主義、ジェンダーおよび人種の平等、環境保護、文化的多様性といった課題について主要な役割を果たすようになってきたのです。ここ10年を見ると、1997年の対地雷禁止オタワ条約、1999年の「ハーグ平和アピール」国際市民会議、2002年の国裁刑事裁判所の設立、2003年のイラク戦争に対する空前の世界的反戦運動の例は、市民社会が変革の主体としての力を明確に示したものといえます。さらに、今、クラスター爆弾の禁止(注 2008年5月『オスロ・プロセス』会議は全面禁止条約案を採択。日本も同意。対人地雷禁止条約とクラスター爆弾禁止条約締結に世界の多数国が参加したことにより、米ロ主導による既存の軍縮の枠組みの外で、NGO、平和を求める人々と有志国の主導で軍縮の国際合意を形成する道が定着した。−毎日新聞より)や小型武器の管理を求める運動、核兵器の非合法化を求める運動、また地球規模の平和と経済的・社会的正義を求める運動が広がっています。
こうした世界的な流れの中で、5月4日から6日渡って開かれた世界9条会議は、3日間に20,000人の参加者を得て、「戦争を廃絶するための9条世界宣言」を最終日に採択して閉会しました。

宣言は「9条は単に日本の法規であるだけではない。それは国際平和のメカニズムとして機能し、世界の平和を保つために他の国々も取り入れることができるものである。9条世界会議は、戦争の廃絶をめざして、9条を人類の共通財産として支持する国際運動をつくりあげ、武力によらない平和を呼びかける」と強調しています。そして9条の原則を国際レベルで実行するために、すべての国々が暴力紛争の発生を予防する責任を果たし、いかなる状況下でも武力による威嚇や武力行使を放棄しなければならないと呼びかけています。日本政府には「9条の精神を世界に共有される財産として尊重し、保護し、さらに活性化しつつ、国際平和メカニズムとしての潜在力を実行に移すこと、日本が軍事化の道を歩まず、東北アジアの平和を危機に陥れるような行動を取らないこと」を訴えました。

「宣言」は、世界市民社会の誓約として、9条の原則の維持・拡大を地球規模で促進していくことに真剣に取り組み、平和の文化を普及していくことや、過去から学び、紛争予防としての和解の取り組みを進めることなどを提言しています。                 (H・Y)

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歴史としての満州引揚」の講演を聴いて感動しました。

 6月5日に開かれた「満州引揚60周年記念の集い」のDVD上映会(我孫子市九条の会・湖北台主催)に参加し基調講演『歴史としての満州引揚」(加藤聖文氏)を聞き大変感動した。満州、中国などにいた居留民は出来る限り現地に定着するという指示を国は1945年8月14日に出しておりとっくに在留邦人の早期本国への引揚げをあきらめていたこと、朝鮮人や台湾人については何の指示も出していないこと。この人たちを含め無国籍のロシア人、などは日本人以上に悲惨な状態におかれたこと。連合国による賠償請求について、とりわけ最大の被害者である中国にたいしては賠償を埋め合わせるために、日本人の労務提供、さらには集団帰化まで秘密に交渉しようとしていたこと。

 ポッダム宣言は日本軍の武装解除と速やかなる本国帰還をもとめたものであって海外に残された民間人をどうするかについては一行もふれられていない。「国体護持」の一点だけに拘り続けた日本は民間人保護について何の配慮もしていなかったこと、ソ連が参戦してきた時には全満州の4分の3を放棄して撤退して戦う方針を敗戦の半年前に決定しておきながら、居留民には全く知らせないでいたこと、実際にソ連が参戦してきた時に関東軍は何もしないで撤退してしまったこと、日ソ開戦直前にソ満国境周辺の開拓団の主立った成人男性を軍隊に召集して家族と離ればなれにしてしまったため、女、子供と老人ばかりになってしまい開拓団を守る人も手段も失っていたこと、このことが民間人245,000人の犠牲者を出すことに繋がったこと。
  この講演を聴き、敗戦の時に小学校二年生であった私ですが歴史の真相を全く知らないでいたことに愕然としてしまいました。いや私だけでなく日本人全体が今回の太平洋戦争の真実をあまりにも知らないでいるのではないか。
アジアのなかの日本人として生きていくために真実に基づく現代史の学習こそ緊急の課題だと思った。なお、加藤さんの講演内容のパンフレットは1部50円です。ほしい方は私のところへご連絡ください。                    (S・A)

『チョムスキー9・11』『老人と海』の「ジャン・ユンカーマン監督の映画と監督の講演の夕べ」
が竜ヶ崎市文化会館大ホールで開かれます。 
 
 

日時:2008年6月28日(土)
会場:竜ヶ崎市文化会館大ホール
入場料:大人 1000円
(高校生以下 500円)

主催:「映画 日本国憲法」を観る会(代表 狭川 勝利)
協力:竜ヶ崎市職員労働組合

 

 

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