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2018年1月 |
私たちは屈しない!終わりではない始まり |
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2017年6月15日朝 共謀罪法が成立してしまった中で、言論の自由を堅持し,民主的な議論の場を守るために、九条の会が果たしていく役割はいっそう重要性を増してきています。 今こそ、私たち一人ひとりが、決意を新たに、市民としての権利を、自由を、主張していくときです。私たちは屈しません。信念を貫き、言うべきことを言い、抗議するべきときには声をあげます。主権者として政治と真摯に向き合い、考え、発信し、議論する,この「当たり前」を続けることから始めましよう。 (広報担当:HY) |
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この内閣はいかれているぞ! |
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権力者の思い上がりからエゴが膨らみ,個人の利益を国家の利益と混同することで,権力は腐敗するのでしょう。 〈前のめり 安倍発言〉 安倍首相,よほど国会を早く閉じたかったみたい。 「身内びいきを止めさせて」「能力のない議員を辞めさせて」 こんな声と怒りが広がっている。共謀罪の強行可決,共同通信の世論調査でも政府の説明が十分だと思わないとの回答が77.2%に達していたのに。 安倍首相の「家族」や「友人」のために「国政を私物化」していることに猛反発が広がっている。 〈上が上なら下も下〉 金田法務大臣の「意味不明」答弁,今度は豊田真由子議員の元秘書へのヒステリックな暴言・暴行,都議選応援での稲田防衛大臣の憲法違反演説etc. 謝ってすむ話ではない。・・・責任をとらない政治だ。 〈国会を召集しないのは憲法違反〉 「衆参いずれかの総議員の4分の1以上が要求すれば内閣は国会を招集しなければならない」と憲法53条では定められている。今,野党議員が4分の1以上で臨時国会の招集を要求しているが,"いつまでやれと書いていない”といって自・公政権は無視している。これ自体が違憲であり、「非常事態」である。 (ちなみに自民党憲法草案には20日以内に招集と書いてある。笑) 〈次なるダマシの手口〉 「テロ等準備罪」法の強行可決のニュースで”テロを防ぐためにはやむをえない”との声が多いのには驚いた。「まだまだ国民はダマせるナ」と安倍さんが思ったのだろうか。 “人づくり革命”をやると言い始めた。教育の無償化も…金も出さず、やりもしないスローガンでマスコミにバンバン宣伝させて”目先”を変えるいつもの手口にしかすぎないが。 《九条改憲の本音》 集団的自衛権を認め、安保法(戦争法)を作った上に、九条に第3項を新しく加えるという。第1項、第2項はそのままにして…! さっそく公明党は“加憲”だからいいと言うけれど‥‥米軍とともに世界中のどこでも戦争ができる国になるということ。 〈アベさん、どこの総裁〉 ・自民党総裁としての発言と本人は言うけれど自民党の中からも「自民党の改憲案はどうするの」と異論が出されていた。自民党の内から論議され、意見がまとめられたものでもなかった。(6月26日読売,産経などで) ・今年8月に内閣改造、秋の臨時国会中の11月ごろに党としての改憲案をまとめ、憲法審査会(両院)に提出、通常国会終盤の6月までに「国会発議」し、60日から180日の間に「国民投票」へと,「安倍発言」を代弁する読売,産経等でシナリオが報じられている。今の衆議院議員の任期が、2018年12月までだから、ここまでに決着をつけるつもりだろうか。 ・都議選の結果が大きな意味を持つことになる解散総選挙とするのか、衆参両院で3分の2以上の議席を持ったまま、「共謀罪」審議のような“聞く耳”持たず、答えずの数の暴力で押おしきるつもりか、いづれにしても最後は国民一人ひとりの判断がケリをつけるしかない。憲法に反する安倍内閣の打倒の動きが広がるのではないか。 (N・T) |
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日吉台海軍地下壕見学会
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■平和への願い・学びの会第7回 |
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6月14日、会員8名の参加で日吉駅前から地下壕保存会の方に案内していただき慶應大学キャンパス内の「日吉台地下壕」へと歩いて行った。キャンパスに入るとすぐに220メートルの4列に並ぶ大銀杏の並木があり、若葉が青々と繁り心地よい風が吹き渡っていた。この並木道の右側には、陸上競技場があり、戦時中は、軍事教練や出陣学徒の壮行会が行われたという。 |
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銃剣を負いてイチョウを見上げたる学徒の眼(まなこ)を忘れてならじ |
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人事局、経理局などが移ってきて兵舎になっていったという。連合艦隊司令部は、海上で長官が乗っている軍艦から指令を出していたが、軍艦が少なくなってきたことや通信が発達してきたことで陸上からの指揮が検討され、大本営(東京)や横須賀軍港が近いなどの理由で日吉の慶應義塾大学が選ばれ、1944年に海軍省と賃貸借契約が結ばれた。さらに、サイパン島が陥落するとB29の日本本土の空襲を恐れて地下壕がキャンパス内に次々と建設されていった。 現在は、高校のグランドになっている所を左下に見ながら進むと連合艦隊司令部地下壕の出入り口が見えてきた。中は、暗くひとり1本ずつの懐中電灯で足下を照らしながら進んで行った。壕内は、2600メートルの長さで高さ2メートル以上もあり、内部を覆っている壁は厚さ40センチ通路もコンクリートと物資の不足していた時に多量のコンクリートを流し込んで強固な壕が建設された。機械室、指令長官室、バッテリー室、電信室、暗号室、壕内で最も広い作戦室(幅4メートル、高さ3メートル、奥行き20メートル)発電機室、水洗式便所、冷却水槽室などがあり、蛍光灯が使用されていた。電信室には、約30台の短波受信機が備えられ、百名を超える隊員が交代で受信にあたっていた。戦艦大和への出撃命令や沈められていく様子、特攻機が艦隊に体当たりする時、機からの通信が段々に消えていくのを通信員は涙を流しながら受信していたという。 |
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とにかく、その広さと強固さに驚嘆しながら壕を出て、現在も使用されている寄宿舎へと向かった。ここは、3棟からなり、当時「東洋一」の建物といわれ、床暖房、水洗トイレなどの備わった個室で長官や士官、下士官達の部屋となり、司令部として使用されレイテ沖海戦、硫黄島戦、大和の沖縄出撃、沖縄戦などの作戦指令が練られたりした重要な戦争遺跡となっている。ここで保存会の方から最後の説明を聞き2時間半の見学が終了した。風化していく戦争遺跡が多いなか、保存活動を28年間続けられている会の方々には頭の下がる思いである。保存会発行の冊子にあった【歴史の証人としての「モノ」の姿を保存していく】ことの意味を、そして、「平和」という言葉が揺らぎかねない今こそ「戦争遺跡」が私たちに語りかけてくるものを考えていきたいと思う。(K・Y) |
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命(めい)受けて波に消えにし命あり壕の壁撫で無念を想う | |
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「南京事件」を調査せよ ■清水潔著 文藝春秋社 1,620円 |
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●イデオロギーにも感情に動かされず、徹底的な客観性で歴史的事実を探究した名著です |
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南京事件。この事件は存在そのものが「あった」「なかった」と延々と論争になっている。戦争を知らない1958年生まれの著者清水潔氏は日本テレビの戦後70年企画として「自分は右派でも左派でもない。あるのは真実か真実でないかというだけだ」という立場で自分自身が取材する「調査報道」として真実に迫っていく。調査開始は2014年初夏である。 |
1937年に起ったとされる南京事件からすでに77年がたち、自分の目で見直接調べる調査報道は困難を極める。日本軍関係書類は1945年8月14日の極秘電報の指示で重要書類も焼却しているなか、南京戦に参加した兵士の「陣中日記」「戦闘日記」「陣中メモ」の第一次資料を基に著者は真実に迫っていく。その過程を記したのがこの本である。またその過程は日本テレビで2015年10月4日に報道されている(ギャラクシー賞、テレビ部門優秀賞など多数の賞を受けた)。この本を読めば「南京事件はなかった」とはだれも言えないだろう。「南京事件はなかった」論に終止符を打つ素晴らしい本である。NHK、フジ、日テレは安倍チャンネルと言われている程安倍首相寄りである。そんな日テレのなかで,こんな大仕事をした清水潔記者に拍手を送りたい。 (S.A) | |
活 動 報 告 | |
9の日行動 「安保法制の廃止を求める市民の会」の構成団体として、毎月9日は我孫子駅南口、19日は北口で署名とビラ配りをしました。毎回20名前後の人が集まり、署名は、戦争法廃止 164筆 共謀罪53筆 国会に届けました。 宣伝行動 学習活動 平和学習 |
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