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我孫子市九条の会ニュース

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                                          2008年12月

我孫子市九条の会 第3回総会開催

 

 我孫子市九条の条の会は10月18日(土)午後1時30分から我孫子市南近隣センターホール(けやきプラザ 9階)で第3回総会を開催しました。

  総会は1部・2部に分け、第1部は会員以外の方も参加できる一般公開の講演会で、講師は木村庸五弁護士(我孫子市九条の会会員、日弁連憲法委員会委員)による「自民党 新憲法草案を斬る!−軍隊の登場と国民生活・人権のゆくえ」と題した総会記念講演をお願いしました。木村弁護士には、「国民投票法案」の学習会でも講師をお願いし、沢山な資料を用意いただき大変わかりやすい講演内容だったので、今回もぜひお願いしようということでした。内容は期待通り、今回もしっかりと資料も用意いただき、歴史的な背景も含めてわかりやすい内容でした。

  第2部は九条の会総会となりました。総会の主な議題は、1.1年間の活動を振り返って(9条の会第2回全国交流集会、我孫子市九条の会の取り組み@新テロ特措法案反対アピール行動 Aアフガンの地から平和憲法を考える Bいま考えよう!暮らし・平和と「憲法の力」 Cニュースの発行とパンフレットの発行の検討 Dホームページ 地域学習・交流@「憲法と私」A満洲引揚60周年記念の集いのDVD上映会B「憲法・平和を考える」  2.活動の進め方(学習活動を重視、地域別交流を、目に見える活動を、ニュースの発行、ホームページ、会員を増やしましょう)  3.九条の会の組織について(運営委員会、事務局、財政、各委員会)などです。
  討論の中では、@第2回総会で決めた「地域別交流を深め、運動を広げよう」を具体的に3回実践した湖北台地域からの教訓を学び、我孫子全体で取り組むように討議を深めました。Aそのことを通じて会員を飛躍的に増やしましょう。Bニュースの原稿を多くの会員に書いてもらいましょう。C具体的な活動計画をきめ細かくすすめましょう。D財政について、全会員に寄付を呼びかけよう等について確認しました。

  なお、08年度の運営委員17人が選任されました。

 全国9条の会は、11月24日の第3回全国交流集会を行い、第2回から493増えて7,294となり、新たな段階となりました。我孫子市九条の会も会員を飛躍的に増やして、結成宣言の立場「私たちはさらに我孫子全市民に、九条を中心とした日本国憲法を守り、発展させるための自主的創意的な活動をすすめ、引き続き『我孫子市九条の会』への賛同の輪を広げ、全国のうねりに呼応することを宣言します」を積極的に進めていきましょう。 

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第3回総会の記念講演「自民党 新憲法草案を斬る!」を聴いて・・・

   記念講演は、「自民党の新憲法草案を斬る!−軍隊の登場と国民生活・人権のゆくえ」と題して弁護士の木村庸五さんが話されました。
  2005年10月自民党が発表した「新憲法草案」は「わが国の平和と独立並びに国及び国民の安全を確保するため、内閣総理大臣を最高指揮官とする自衛軍を保持する」と明記しています。
  国の安全保障を「正義と秩序を基調とする国際平和」に求めている現憲法に対し、自民党憲法草案が安全保障を軍事力に求めることに変換しようとしていることについて、先生は国民の基本的人権を大元から破壊すると指摘されました。

  軍隊の保有を禁じている現憲法下でも、有事法制により財産権や労務提供など様々な人権制限規程があるのに、憲法によって軍事力による安全保障策が容認されると、基本的人権は罰則付きで大幅に制限されることが容易に考えられる事。自民党憲法草案は、人権制約原理としての「公共の福祉」に代えて「公益及び公の秩序」を導入し、有事の安全保障や緊急時の危機管理、治安の強化など「全体の利益」を優先し、基本的人権の制約をはかろうとしている。
  国民の知る権利や表現の自由より軍事機密の保持が優先されるので、この点でも人権が大幅に制限されことになるだろう。
  また、自衛軍への国民動員のために教育が変容される。自衛軍の兵士には、「自衛」のため敵を躊躇なく殺傷することが求められる。自衛軍に兵員の安定的供給を確保するためには、子どもたちが自らすすんで自衛軍に志願する体制が必要で、その仕掛けの一部が2006年の教育基本法の改悪として出来上がっていると指摘されました。
  さらに軍事優先、軍事費優先のため社会保障費の更なる削減や地方自治圧迫の懸念も。
  また、自民党の憲法草案作りの過程で自衛官の現役幹部が深く関わっていたことも指摘されました。
  講演後の会場からの質問でも公務員の憲法遵守義務に違反するとの指摘がありました。

  9条を変えて自衛隊を自衛軍にすることは、9条に止まらず、憲法の人権条項全般の変更に繋がってしまう。国のありようも社会生活も根底からくつがえり、個人生活ががんじがらめになってしまう、とんでもない社会になってしまうことを改めて考えさせられました。 久しぶりに憲法問題でまとまった話を聴くことができました。大いに栄養とさせていただきます。  (N・M)
 

多様性と創意に学ぶ・・・・・・・・・・・・・・

 「九条の会 第三回 全国交流集会」参加報告

 第3回全国交流集会に参加した。我孫子からは岩井氏以下4名だった。
  九条の会が発足して4年、この1年で新しく493の会ができ、全国で7,294組織に到達したと小森事務局長の報告があった。
  私の参加した目的は
@4年が経過し、運動と組織の現状は
A新しい変化と発展の方向性は何か
…我孫子の会が学ぶことは何かを知ることだった。
  全国の会は新しい「よびかけ」を出した。この提案が今後の方向を示すものとされ、それぞれの会が受けとめ、具体化されることになる。
 

「九条の会」からのよびかけ

○一人ひとりの創意や地域の持ち味を大切にした取り組みで、憲法を生かす過半数の世論を。
○継続的・計画的に学習し、条文改悪も解釈による憲法破壊も許さない力を地域や職場に。
○思い切り対話の輪を広げ、ひきつづき小学校区単位の「会」の結成に意欲的取り組みを。交流・協力のためのネットワークを。
                2008年11月24日
 

全国交流会は、よびかけ人4氏(大江、奥平、鶴見、澤地)の発言、今回特別講演としてNGO「日本国際ボランティアセンター」の代表理事 谷山博史さんからアフガンの現状とそこから日本は何を学ぶべきかが報告された。
  午後は10の分散会と2分科会(職場、青年)で討論された。各分散会は約70人、発言者は19〜20人と1人5分間の討論がキチンと守られた。
  共通テーマは、@ 会の日常活動 A 新しい広がりをどのように作り出そうとしているか、だった。
  日常活動で共通していたこと(私なりの受けとめとして)
@ 事務局・世話人会・運営委員会等々が定期に持たれている。
A ニュースの定期発行(1〜2回で)
B 9の日行動(創意的であった)
C 学習・講演会
D 集会などでの文化行事の多様なとりくみ、朗読劇等
E ビラ、リーフ、パンフ、本、CD等の発行、その他と多様性の中にも、共通点が多かった。

私がなるほどナと共感したことは
@ 9の日行動の定着化
A  戦争体験を語り、聞きとり、資料化する努力
B 9≠テーマにした様々なイベント、例えば9条釣り大会£゙果を9≠単位
に重さ、長さ等で表彰……
C  朗読劇等、自分達で創り出す文化行事等
D  宣伝活動の工夫、鉄道沿線での1文字がベニヤ1枚大での人間立看板……
E  経営者(社長さん達)九条の会など、多層的重層的な九条の会と、小学校区単位での「会」を、のよびかけに応えた土着≠オつつある会のとりくみを行政区、県レベルでの「連絡会」の発展
F  形や枠にこだわらない組織のあり方……等々であった。会のニュースが59枚配布され、学ぶ材料も多かった。
  運動を進める上で、又、今後の発展方向として感じたことは
@ 憲法改定の際の国民投票が18歳以上とされている。今からその対象者である、高校生等へのアッピール・アプローチが多くの会で、模索、実践されていた。
A 一市民の声も生かされる運動、自分達の意見に同調してくれる人ばかりでなく必要な人や層にも視野を広げストレートに働きかけること、全ての人にふりむいて≠烽轤ヲるアッピールのあり方……
等であった。

 自・公麻生政権がゆらいでいる、一方でクーデターとも言える、田母神事件に表れたように憲法改悪への策動と体制づくりは決して弱まってはいない。九条の会はその重みを増している。 (N・T)

●会報の原稿を募集しています●
★会員の皆さん、市民の皆さん、投稿をお待ちしています。時評、提言、体験談、読書・映画・観劇評、 詩歌、書評などなど、種別もテーマも自由です。ただし、護憲、平和、人権を守る気持ちを伝える 心意気を表現する原稿を期待しています。
★原稿は400字から1200字以内。なお、原稿はお返ししませんので、コピーをしてください。写真やイラストが必要な場合は添付してください(コピーしてお返しします)。なお、原稿には連絡先を忘れずに明記を。
★Eメール、ホームページからの投稿、郵送、短文はファックスも可。手書き原稿も大歓迎。
☆会報は読者の方々みんなで作る交流の場です。原稿は、遠慮なく各地域の運営委委員に渡すか、お送りください。
 

あの頃の思いに寄せて

            秋本 とみ(2001年1月10日 77歳で逝去)

年とって思い出を追い懐かしむは「ボケ」の始まりとかと心淋しい気も致します。
  三枝和子の「其の夏の日」を読み、そしてテレビドラマにと、戦時中のことを忘れようとしても忘れざるを得ない今日此の頃です。私も其の頃は若き純情な乙女の一人でした。
  当地の中山競馬場、そして今日華やかな競馬ブームに全国的に有名になり多くのファンを楽しませております其の競馬も戦時中は廃止となり、場内は軍部の使用となりました。南門より入り、半分は「陸軍軍医学校中山出張所」、正門から半分は「立川航空廠中山分遣隊」といういかめしい名前でしたが、こちらは落下傘部隊の様でした。
  私達は南門より入り軍医学校に勤務致しました。職場の当時の建物は庶務室は開催時のスリ等の留置場、廊下を隔てた前は刑事部屋、取調室が三部屋並び私達二人で所長室の隣を使用して居りました。私は庶務課に属し職員の健康管理の様な仕事でしたので直接庶務の仕事はわかりませんでしたが、事務連絡に行ってもやたらマル秘、極秘の朱印の書類が目に入りました。
  中山出張所の当時の仕事は陸軍の破傷風血清を作る仕事でした。作業場は観覧席の下(食堂街)を血清室、培地室、乾燥室になり、経理室は別棟の馬券売り場の細長い部屋でした。ある日一度だけ馬よりの採血を見学させてもらい、国の為、人の為とは云え大きな体を始め前足よりくずれそして最後にたをれる姿、まのあたりにみて、若い私には見ていられなく物言わぬ動物の哀れな犠牲に涙したのでした。当時競馬の廃止によって職を失った馬丁の人達も何人か勤めており,馬を可愛がる人々の心中如何ばかりかと思わずにいられませんでした。
  また本校研究室を一度見てくるようにとの上司の配慮にて書類を持って軍用トラックの助手席に乗って二度ほどまいりました。其の時お会いする技術雇員の人でいつも物静かな態度で顕微鏡をのぞき書類を作っている方、その人は三月十日の東京大空襲によってなくなられたそうです。あとで其の方は主人の友達とのことききました。
  終戦の年の二月末かと思いますが、どんより曇った寒い日のこと敵機が落ちると皆さわぎ出しました。馬場の中ではないかと歓声を上げてかけつけると、日本の飛行機、そして若き兵士だったのだったのです。一同肩を落とし部屋の中へ運びこみ、心臓に直接注射しても何の反応もなく即死の状態でした。りりしい青年と云うよりも少年の様な若者でした。私は寒さと恐ろしさにこきざみにふるえる体をどうする事も出来ませんでした。そして其の遺体は間もなく憲兵隊員によって引取られていった様でした。あの青年はさぞ無念だった事でしょう。其の翌日新聞に出ているかとさがしましたが、出ませんでした。これが反対の立場であったなら大きく載った事でしょう。四十数年たった今でも私の心のすみっこにのこる事なのです。
  空襲も多くなり私達の部屋も宿直室となり、隣の航空廠の一隅を借りなければならなくなりました。或る日粉雪の舞う寒い日、連絡のため庶務室の帰り南門より正門のあの今の交通のはげしい道、当時は余り人影も少なく厩舎には軍隊も入り宿舎になって所々に歩哨兵が立っており、何か近づきがたい様でした。ちょうど其の時B29の空襲にあい焼夷弾が私の歩いている前後に「シュワーシュワー」と落ち、不発もあればもえ出すものもありで生きた心地はありませんでした。歩哨の兵隊にはおこられ「死んでしまうぞ。早く此処へ来い」私は一人だけ入れる様な歩哨小屋とでも云うのでしょうか?・・・其の中に入れてもらい、飛び去る迄待ちました。其の時正門の前の民家(おだんごの日光屋)等三軒ばかり焼けました。

 この文章は家の中を整理中見つかったものです。文面から推察するに1990年頃(とみ60歳代後半)に書かれたもののようです。白紙2枚にわたっています。まだ続きがありそうですが、現在のところ見つかっていません。漢字や文法的な誤りなどもできるだけそのままにしてあります。 (長男 A.N)
2009 年2 月28 日(土)3 月1日(日)
我孫子市九条の会はDVD上映会と展示をします!
市民活動フェアin あびこ2009」が開かれます。
市民活動フェアーは今回で8 回目の取り組みとなり、違いを超えて市民団体77 団体に、企業・ 学校・作業所・協力団体を含めると100 近い団体が集うところとなりました。(11 月末日現在)
テーマは「世代をこえて♪ボランシカ」に決まりました。
各参加団体が独自に催し物や、パネル展示を行います。また団体間の連携による企画もあります。
2009 フェアーは会場が、けやきプラザ アビスタ 湖北地区公民館の3カ所に分かれて行われます。
我孫子市九条の会もフェアーに参加しており、催し物と展示の企画を策定しています。

我孫子市九条の会企画
1:パネル展示 日時 2月28日(土) 10:00〜16:00
          3月1日(日) 10:00〜16:00
           会場 アビスタ 第2学習室

2:催し物 ジャン・ユンカーマン監督「日本国憲法」DVD 上映会 入場無料
         日時 3月1日(日) 13:30〜15:30
           会場 アビスタ ミニホール

平和憲法とそれに守られている人権は、空気のようなも
のである。私たちはそれらを当然なものと、ことさら考え
てみることがない。現在の改憲論議は、私たちに憲法の意
味をふたたび気づかせてくれる。
ジャン・ユンカーマン
〜世代をこえて♪ ボランシカ〜
※「ボランシカ」はボランティアと市民活動を組み合わせた、我孫子のオリジナルWord です。

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