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我孫子市九条の会ニュース

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                                          2012年3月
昨年の3月11日、東日本大震災そして東電福島原発事故から1年になります。「価値観が変わった、生き方が変わった。」という人々の善意の思いとは裏腹に「絆」「がんばろう、日本」などの言葉の裏で、着々と政治は権力者の思惑通りに動き始めているように見えます。そこで、今回は運営委員の方々に思いを寄せてもらいました。
「新たな「神話」が作られようとしている
−低線量被ばくはたいしたことはない−
 被曝は恐ろしくないというキャンペーンの中心は、低線量被ばくはたいしたことはないというものだ。低線量被ばくを巡って、1)福島県立医科大学副学長の山下俊一や放射線関連学会のように傷害をきわめて低く見積もり、子どもにまで年間被曝量20mSvを押しつけようとしたグループ、2)それよりもましで、きわめて低い線量でも発がんなどの傷害はあるだろうとする「しきい値を認めない」国際放射線防護委員会(ICRP)の意見を表明するグループ(世界の医学会の主流)、3)それに対し、より科学的立場に立っているのが欧州放射線リスク委員会(ECRR)であり、低線量被曝の危険性を訴えている。
  しかし、2)のICRPは、核開発や原発推進の世界の政府や軍需・原発関連企業が作った単なる民間の組織である。にもかかわらずまるで公的な機関のように振る舞って、様々な放射線被曝の傷害の推定や被曝量の基準値などを作っている。しかも、傷害の推定値を低く見積もり、したがって基準値を高く設定している。
  以上は、最近出版された『医療問題研究会編、低線量・内部被曝の危険性−その医学的根拠−、耕文社、1,050円』に書かれている。この本には、低線量被ばくによる各種の健康被害について具体的に紹介されている。一読をおすすめする。 (2012.2.22、浅見輝男)
敗戦以来の出来事
2011年3月11日はわたしにとって2回目の大きな出来事でした。
1回目は1945年8月の敗戦と千年に一度といわれる大震災と原発の事故に遭ったことです。
  私の実家は、原発から20キロ圏内(南相馬市小高区)にあり、兄の親子はバラバラに避難しております。私も故郷を失った悲しみを噛み締めております。
  このことではっきりしたことは、国と東電に危機管理がなかったことと、国は事故を小さく見せようとしていること、東電は事故の補償をなるべく少なくしようしていることです。
  本当に腹が立ちます。国と東電の責任をとことん追求したいと思っております。
      川柳                (S・S)
・ 犬に食われて死んでください独裁者
・ 社説皆右に倣いとなる怖さ
・ あちら側の使い走りをする政府
・ 鏡よ鏡 地震のくる日を教えてよ
・ 戦争への扉をたたく改憲派
地震、原発、火事、雷・・・ダメオヤジ
 
 三、一一全国各地で集会が開かれる。
  原発・・・ゼロ、ノー、バイバイ、なくせ、さようなら…と集会のメーンスローガンに原発が頭にくる集会が三四か所。
東日本大震災・・・復興、絆、祈念、未来・・・震災関連記事が八か
所(しんぶん赤旗の記事より集計)原発は全国どこでも、誰にも、ということだろうか。
  東海原発を見てきた。東電ではなく、日本原子力発電(株)である。
  三月一一日東海原発も浸水被害を受けた。非常用電源の三基中一基が水没、外部電力の全てを失い「非常用炉心冷却システム」作動不能の中、高温、高圧状態で通常運転時と同じ状況になっていた。
  注水→水蒸気発生→弁を開いて格納容器に水蒸気を(降圧)―注水
メーターを見つめ、水温と圧力のコントロールに必死の操作に追われていた。外部電力が回復するまでの三日と半日(通常は原子炉非常停止から一日で冷温停止)、まさに紙一重のピンチ、一つ間違えば福島第一原発と同じ運命となるところだった。三〇q圏内に一〇〇万人が暮らす街、首都圏から一〇〇qの所でだ。
  近頃、オヤジの権威は弱くなった。地震、雷・・・安全神話が過去のものになりつつある昨今、原発事故はどのあたりにはいるのだろうか。
                         ダメオヤジ記
学習会のお知らせ
9月16日(日)
午後2時〜4時
講師 安斎育郎
安斎科学・平和事務所所長(立命館名誉教授)
演題  「放射能汚染―ホットスポットで暮らす知恵」(仮題)
NHKテレビ「あさイチ」でおなじみです。(会場未定)
 松島
  震災後松島へ行ってきました。
まだまだ復興には程遠い様子に心が痛くなりました。
そのとき読んだ短歌です。  

松島を訪ねる         H・Y

  • 養殖のいのち芽生えて夕かげる湾に光れり色とりどりのブイ
  • 牡蛎は赤ホタテはみどり海苔黒く松島湾にいのちの標(しるべ)は
  • 木立すさみ影の痩せいる島々は津波に閊(つか)え浜を救いしと
  • 夕凪の暗き海面(うなも)に風起こしカモメ幾十空へ飛翔す
  • 旅人の薄き関わり胸に負い松島湾のかもめに餌をやる
  • 土産物買う店の壁になまなまと沁みて残れり津波の水位は
  • 海底にたゆたい眠る鮟鱇に新たな恐怖降りつみてゆく
  • 落日を返す襞波朱にきらめき瓦礫の沈む海の昏れゆく
  • 三・一一から一年 今思うこと       K・E
     
    三・一一の原発事故後、斑目原子力安全委員長と寺坂原子力安全保安院前院長の厚顔無恥な証言には愕然としました。「安全神話」が独り歩きしていたのです。そこで、朝日新聞編集委員川本祐司氏の文を抜粋します。
    「一九九一年二月九日午後一時五十分関西電力美浜原発二号機自動停止した。緊急時炉心冷却系が作動した」と小さく報じたが、国内では前例のない「緊急炉心冷却システム」の作動だった。朝日紙福井支局の小西記者は一面の記事になると直感した。(中略)
      蒸気発生器の細管が破断して一次冷却水が二次冷却系に流出したためと分かったが、その原因は二十年前の工事で細管を固定する揺れ止めの金具が設計通りに取り付けられていなかった結果、長年の振動で金属疲労が生じギロチン破断に至ったのだった。彼は東京・大阪両本社の記者七人とともに連載記事の取材チームに入った。
      事故が起きた時当直課長や技術課長、県知事らがなにを考えどのような行動をしたかを克明に検証していった。六月「ドキュメント原子炉緊急停止」として朝刊二面に一三回掲載された。
      福井県内では七〇年に原発の営業運転が始まりその後設置があいついだ。しかし「絶対安全」の触れ込みと違いトラブルが続いた。問題を見抜ける専門家が必要だと福井県は七二年から大学で原子力を専攻した職員の採用を始めた。小西は「国と電力会社を信用できないと考えた県が、県民を守るために取った自衛策で、都道府県の中では福井が最も原発に詳しかった」と語る。原発と向き合う自治体としてのやむを得ぬ対応と受け止めていた。(中略)
      毎日紙福井支局敦賀駐在だった大島記者は地元記者として、反対派が細管破断の危険性を指摘していたのを知り、推進派が「批判を批判として受け付けていなかった」と痛感した。同僚とまとめた二月一〇日付きの解説記事で総点検する必要があると問題提起した。」(後略)
    今、憲法9条を守る運動を強める時
        ― 橋下大阪市長9条をけなすー 許せない!!暴言!!
    憲法9条とは、突き詰めると平和には何も労力はいらない、自ら汗はかかない、そういう趣旨だ」などと橋下徹大阪市長が発言しました。憲法を守る弁護士とは思えない発言で、この人は憲法9条を読んだことがあるのかと呆れてきます。もっとも大阪で公務員の思想調査をしたり、教師に「君が代を歌わない者を処分する」と言う暴力的な条例を作ったりするのは、「基本的人権や思想信条は守られる権利である」憲法を学んでいないのではないかと疑いたくなります。
    このような考えの人を集めて「維新の会」を作り、若ものを集めて国政に進出し日本を変えるというのですから、私たちはのんびりしてはいられません。
    9条は「平和に努力はいらない」などという立場ではありません。世界中の平和を求めて、「われらは自国のことのみに専念して、他国を無視してはならない」と述べ、「あらゆる紛争を武力でなく話し合いで解決しよう」という崇高な願いを書いています。
    橋本氏の言う「何もしなくても平和は維持される」という言葉は、世界の歴史を見る事もせず、また過去の教訓を学ぼうともしていません。戦争は、避けようとした人々の努力があっても、力及ばず突入してきたのです。ひとたび戦争になれば、平和にするのにどれだけの犠牲を払ってきたのでしょう。
    橋本氏は、選挙で選ばれた公人です。立場上も日本国憲法を守らなければならない人です。名古屋市長も東京都知事も公人としての自覚と歴史に学ぼうとする姿勢のなさに恥ずかしくなります。黙っていては、声高く暴論を言う人々に飲み込まれてしまいます。
    今こそ、大きな声で憲法9条を守ろうと言いましょう。  (N・M)
     

     

                我孫子市九条の会 9の日行動
                     お花見ウオーク 4月9日(月)
                     我孫子駅南口 1:30集合 手賀沼公園まで歩きます
                     ゼッケンや帽子など工夫して下さい。公園でお花見です
                     みなさんの参加をお待ちしています。

     

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