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我孫子市九条の会ニュース

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                                          2007年1月

東葛四市「九条の会」新春座談会

憲法・九条を守り生かす地域の運動の発展をめざして

 
 
 昨年12月21日(木)午後6時半から8時45分まで、柏市中央公民館会議室で、「かしわ9条の会」が申し入れて、東葛四市の九条の会の座談会が初めて行われました。概要は以下の通りです。
 出席者
 我孫子市九条の会
岩井  康(事務局長)
浅見 輝男(代表)
宮崎  仁(代表)
中村 良雄(運営委員)
本田 幸子(運営委員)
   かしわ9条の会
小菅 敏夫(事務局長)
石蔵 保夫(事務局次長)
上田 弘子(事務局次長)
中村  明(事務局員)
 九条の会・流山
石林紀四郎(事務局員)
三原 真子(事務局員)
永田 研二(世話人)
   野田・九条の会
皆川 純麿(事務局員)
柳 掬一郎(事務局員)
 
上田 年末のお忙しい中、お集まりいただきありがとうございます。急な事情で、司会を務めさせていただきます。

小菅 私たちの会は九月に発足し、月1回の事務局会議、世話人会を開き、いろいろな活動をしてきました。教育基本法は残念なことになりましたが、本丸の憲法9条をどう守っていくか、全国の運動と連携し、市内に多くの九条の会を創っていく、同時に近隣行政区の九条の会との連携を深める必要性を感じています。 
  野田は昨年、我孫子が今年4月、流山は柏と同じ日に、正式発足しました。この近隣四市の九条の会が今後の運動の発展を展望して、抱えている問題・課題も含めて経験交流し、お互いに何か参考になることがあれば、また今後の連携に向けた動きが出てくればと呼びかけさせていただきました。私たちの会では、通信2号の巻頭を飾るようなものになればと考えております。(その後、お持ちいただいたそれぞれの会の活動紹介となる資料を交換し、座談会への期待を含めた自己紹介を行い、討議したい課題へ移りました。) 

永田 個人的に感じていることですが、教育基本法改悪や防衛省法案反対などの運動を、九条を守る運動の中にどう位置づけるか、流山では九条を守る一点でやってきてこれらのことに取り組めなかった。これから、共謀罪法案、国民投票法案が出てくる。九条を守れというだけで九条が守れるだろうかということなのです。
  もう一つは、全国や千葉県の交流会でも必ず出される問題ですが、若い世代にどう運動を広げていくかという問題です。「九条の会」の9人を若い人は誰も知らない。また、集会には九条を守ろうという人しか来ない。小森さんは学区ごとに九条の会をと言っているが、これらの問題について知恵をお借りしたい。

岩井 九条の一点でという問題は、10月9日の「千葉県九条の会準備会」主催の相談会で質問をしたとき、高田健さん(「九条の会」事務局)が、そこはファジー(あいまい)でいいのではないか、いろいろな形で参加してくる人を拒まないということでやったらどうかと。我孫子では、教育基本法改悪反対の駅頭やスーパー前での宣伝を、「教育基本法を生かす我孫子市民の会」と共同でやりました。
  九月二日に「ええっ、国民投票法案ってそういうことだったの〜?」という講演を木村庸五弁護士にやっていただいたが大変よかった。CDにして三百円で頒布していますが、自民党の新憲法草案の本質が、対比してわかる。

皆川 九条一点だけでは行き詰るような気がするので、「無防備都市宣言」を野田で提案しましたが、少数派でした。あまり広げすぎるのもいけないが、個人的にはいろいろやりたい。

小菅 九条一点の問題では、申し合わせでは、9条一点でとなっていますが、教育基本法改悪の問題も防衛省法案の問題も、9条の問題の中に含まれている、関連付けて考えないと成り立たないと思います。9月以降教員や教育関係の世話人からの提起を受けて、事務局会議や世話人会で議論して合意を得て、教職員団体が呼びかけた教育基本法改悪反対の共同行動に参加し、毎月1回行っている独自駅頭宣伝でも教育基本法のことを話しますが、誰からも異論は出ません。申し合わせにも、他団体と連携してということが入っています。
  最終的に国民の半分が、9条を変える事にノーと言えるように、そのためのしくみを提示していかなければならない。いろんなところに9条の会を創っていかなければならない、その努力を九月以降してきて、第一号が「かしわ西部9条の会」。二十数か所の近隣センターで学習会を開き、そこから地域で何十という9条の会が出来ていくようにと考えています。投票の数が見えてくるようになることが大切だと思います。
  教育基本法はほとんどの人が知らなかった、何万とリーフを撒いたが足りなかった、そうならないように、国民投票法案などにも取り組んでいきたい。

上田 教育基本法反対の駅頭宣伝は高教組と全教が呼びかけて全県二十の駅で取り組まれ、柏駅では3回、70名から50名の参加があって、大きなデモンストレーションにもなり、参加者も励まされます。

浅見 「九条の会」のアピールでは「日本国憲法を守るという一点で手をつなぎ」となっており、我孫子では「憲法九条を中心とする日本国憲法を守り、活かす運動を進める」としています。運営委員会で議論し、他のことも取り上げています。

石林 九条の会として何をやるかというとやはり九条。九条の会が何もかもやるということではないと思う。九条をめぐる状況としては説明していかなければならないが。九条を知らない人に話すことが重要と思う。

石蔵 「かしわ西部9条の会」では、戦争反対を前面に押し出している。国民投票法は戦争する国にするため、教育基本法改悪は戦争に若者を送り出すためと。教育基本法リーフも撒きました。

上田 リーフは緊急の申し入れで事務局長が判断してメールなどで呼びかけて協力したが、充実感はあった。

本田 教育基本法問題では、署名も対話できるので有効。

浅見 改憲をめぐる今の状況は、日本が戦争するのではなくアメリカのやる戦争に参加させられるという構造、アメリカの戦争に日本の子どもが駆り立てられるということだと考えておいたほうがいいと思います。

石林 一般的な「戦争反対」ではなく、専守防衛の戦争はいいと考える人たちの中にも呼びかけようというのが「九条の会」の趣旨と思います。それぞれの九条の会が判断することですが。

岩井 12月まで6号出した会報で、パレスチナに行った宮崎さんに3回書いてもらっています。ナチスがやったようなことをイスラエルがパレスチナにやっている。漫画「九太郎の憲法問答」を我孫子在住の白六郎さんに描いてもらって、全国交流会に持っていったら、あっという間に無くなった。若者向けでもあるのです。

本田 教育や女性という観点などからも憲法に接近できるといいと思います。また九条の会としてできなくても、個人として出来るような仕組がほしい。

三原 国民投票のとき過半数がノーと言えるように底辺に広げることに力点置いてやってきたと言えるのではないか。我孫子はすごい。今日いろいろ参考にさせていただいてありがたい。

本田 各九条の会は自主性があるので、連絡協議や情報交換があれば、他の行政区に行って参加することもできる。

宮崎 パレスチナの人たちに、九条を世界に輸出してくれたら世界は平和になると言われました。

(各九条の会の現状の数字を交換し合った後、青年の問題に入りました)

本田 40、50年上の人と一緒にやって楽しいと思う若者は少ない。若い人だけで九条の会を創ってもらったらどうか。若い人が横につながる仕組をつくって、後は自主性に任せたら。感覚のギャップを前提に。

中村明 現役の高校教師ですが、まじめに考えている子は多いと思う。年間すごい数の子がうちに来てビデオを見せたりするが、組織嫌いはあるようですね。

岩井 若者も、既成概念を取り払い、本気になって腹割って、生活に密着した話をすると乗ってくる。

宮崎 NGOに関わっていますが、イベントに参加する人、メールで賛同する人、デモ・集会に参加する人、それぞれ段階があって、誰かに伝える人になってくれるかどうかにハードルがある。コミュニケーション能力の問題か・・・。

永田 誰でも知ってから動き出すまでにはすごいエネルギーがいる。それでもやり続ける。そこじゃないか。

宮崎 大人のほうが情報量や判断力はあるが、若者は、知れば行動の力は大きい。

永田 教育やマスコミで知らされていない。がんばっているマスコミ人を励ましてほしい。若者がつながっていけるように、いろんな段階でやれることをやっていけるように。

本田 若者と対話するのにはメールは欠かせない。

石林 新興住宅街に署名に入ると30,40代の人と対話できて署名してくれる。

 高遠さんを呼んだとき若い人つかめばよかった。成人式でビラ撒く予定です。

上田 平和のための戦争展「とうかつ」では、昨年青年企画で呼んだイラク問題の相澤恭行さんを今年は全体企画でやり、青年が責任を持ちました。

(今後の四市の連携について話が移り)
岩井 合同して何かやればインパクトあるのでは。

本田 国民投票で過半数ノーのためには市民に浸透していかなくては。

中村良 他 対立するものではないのでは。

上田 4市1箇所と言うことではなくていろいろな形。

石蔵 県議候補や市議に、「九条の会」として公開質問状を出して会報に載せたらインパクトあるのでは。

上田 各市の九条の会で、1、今後も情報交換、経験交流を継続するかどうか 2、共同行動のあり方 3、公開質問状の件をご検討いただくということを確認したい。
(最後に、石蔵さんの挨拶で閉会しました)

  (文責:かしわ9条の会渉外担当 加藤)

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 我孫子市九条の会●インフォメーション・スクェアー

当ページに情報・投稿を!

ご覧になっている我孫子市九条の会ホームページは2006年9月に「手賀沼カッパ九太郎の憲法問答」のマンガでおなじみの白 六郎さんの全面的な支援で開設することができました。なお、白さんはホームページの更新、メンテナンス作業を本業のマンガ、イラストレーターの仕事の傍ら、いつも手早く処理しておられます。

このホームページは「インターネット活用のリアルタイムのオンライン市民活動の場」と位置づけてデザインしました。そのため、当初から我孫子市民の交流の場として間口を大きく開けています。会報、お知らせ欄、投稿欄、書評欄等々多様・多彩な内容です。もちろん、九条の会入会申込書もダウンロードできます。

憲法・9条、平和と暮らしなどのみなさんの投稿がホームページを充実、活性化させます。平和集会やイベントの情報提供も大歓迎です。

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「国民投票法案講演収録CD」配布中! 

 
 
ええっ、国民投票法案ってそういうことだったの〜?」 弁護士 木村 庸五さんの講演会をCD化しました。講演で使用したA4判32ページの冊子も付いて300円です。
講演内容、冊子は今後焦点になる問題を扱っています。必聴・必見です。お持ちでない方はぜひどうぞ。

連絡先:岩井 康事務局長
 

早乙女勝元さんの講演会が開かれます

   
 
早乙勝元さん新春講演
中村さやかさんソプラノ独唱会
&映画「おかあちゃん ごめんね」

日時:1月27日 午後1時30分
場所:湖北台近隣センター
主催:我孫子市革新懇

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「日本の青空」製作協力券を購入しましょう!

 
大澤豊監督の「日本の青空」が高橋和也(鈴木安蔵)、藤谷美紀、加藤剛etc.の豪華キャストでクランクインしました。
この映画の総予算は2億円です。製作協力券(一枚1000円)1枚1枚が映画の製作資金となります。1月末をめどにご協力をお願いします。
製作協力券購入の連絡先:中村
 

「平和のためのキャロリング」開かれる

 
年の瀬の押し迫る12月22日(金)午後6時から7時我孫子駅南口にて、我孫子市内在住のキリスト教の牧師3人の呼びかけで、「平和のためのキャロリング」が行なわれました。
手にキャンドルを灯し、クリスマスにちなんだ賛美歌と、平和の歌を歌い、「キリスト者として今平和を」というチラシを配りました。(クリスマスの時期、屋外で賛美歌を歌うことをキャロリングといいます。)
呼びかけに集まってくださった方(7歳〜85歳)は、それぞれの教会のメンバーと、今回の行動の趣旨に賛同してご参加くださった方で合わせて20名でした。500枚のちらしが配布できました。感謝。
(宮崎 仁)
 
 
 「改悪教育基本法」は、『全国一斉学力テスト』を強制し、競争教育をますます大きくする!
 
9月・12月の国会で、政府与党は、「改悪教育基本法」を強行採決しました。その影響や問題点について、かいつまんで説明します。

「教育振興基本計画」は、教育格差につながる
この「改悪教育基本法」の中で、第十七条「教育振興基本計画」なるものがあり、この振興計画は、国会に対して報告義務があるだけで、審議する場はどこにもありません。ということは、時の政府権力によって好き勝手に「教育改革」ができるということになります。
その「教育改革」なるものの一つ目は、「全国一斉学力テスト」の実施、二つ目は、「習熟度別指導」の実施、三つ目は、学校体系の複線化につながる「中高一貫教育」を実施し、エリート校を作ろうとするものです。
4月24日に、全国の全ての小学校6年生と中学校3年生を対象に、国語・算数(数学)の一斉テストを実施されます。これが実施されると、全国の小中学校が順位付けされるという危険性があります。その危険性について、東京都と岩手県の実例を紹介します。

《東京都の実例》
市町村の順位を1位から49位までを一覧で発表しています。ある区は、独自の学力テスト結果の学校順位をホームページで一位から最下位まで公表しています。その結果、子どもがクラブ活動の大会で、他校の生徒から、「あなたの学校は、一番ばかな学校なのでしょう。」と言われたり、迷惑をかけるから、テストの日は休んだりという実例もあります。また、「成績上位」といわれる学校には、新入生が集中します。荒川・文京・墨田区の小中学校で、新入生ゼロの学校が生まれています。新入生が入ってもわずか数人で、学校が統廃合の危機にさらされているところも少なくありません。東京都では、一斉学力テストが学区制廃止・学校選別制とセットで実施されています。
《岩手県の実例》
岩手県では、小学3年生〜中学3年生全員を対象に、毎年10月に実施しています。3回目の一昨年、ある小学校で、テスト実施1ヶ月前から毎日テスト準備をしたり、10分間の朝自習や授業の一部を使って、4教科のテスト対策の学習をしたりしています。また、本番2週間前には、模擬テストを行い、さらに、県内200校中、4割の学校で点数を上げるよう、事前指導がされました。
この二つの実例から見てもわかるように、「全国一斉学力テスト」は、「できる子」「できない子」(「勝ち組」「負け組み」)に振り分け、教育格差をますます大きくするものです。そのことにより、不登校児が増えたり、児童・生徒の心がすさみ、「いじめ」問題も益々起こり、学校が荒れてしまったりするという状況が出てくることが危惧されます。

《参考》
・愛知県の犬山市は、2006年2月に学力テストに不参加の意志を表明しました。
・全国一斉テストは、かつて1961年〜1964年にかけて実施され、「競争教育をひどくする」「学校の序列化が進む」などの多くの弊害が噴出しました。その結果、国民の反対の声が広がり中止になった経過があります。

・国会審議での質疑応答の実例の一部(2006年6月2日)
質問「『全国一斉学力テスト』が、全国の小中学校を順位付けする危険がある。」
小坂文科省大臣「学校ごとに順位をつけて公表するつもりはない。」
質問「学力テストを実施しない自治体が出た場合は、どう対応するのか。」
銭谷初等中等局長「参加不参加の最終的な意志決定は、市町村が行う。」
(K・T)

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